今回紹介するのは自分が一押ししているマルチエフェクター
HeadRush MX5 です。
大体の概要はホームページがわかりやすいのでそちらを是非見てみてください。
Ultra-Portable Amp Modeling Guitar Effect Processor – MX5 | HeadRush FX
自分は今まで発売してきたマルチエフェクターは入門機からハイエンド機まで一通り所持、もしくは試奏してきました。
中でもこのHeadRushシリーズは一番所持している期間が長かったエフェクターです。
(新しい物好きなので頻繁に機材買い換えてます・・・)
自分が所持していたのはGigboardの方、微妙なサイズ感だったのでアナログのエフェクターが増えるうちにHxに乗り換えてしまいました。
今回はその小型版で機能もほぼ同等らしいので購入
(BOSSコンとの比較)
HEADRUSHは個人的にはこの価格帯のマルチでは一番アナログ感のあるサウンドがだせ、何より使いやすさが飛び抜けていい機材です。
自分の思うアナログ感、真空管ライクなサウンドはピッキングの強弱がしっかりとニュアンスが出ていたり、強く弾いた時の自然に歪む感覚、これが気持ちよくでることが第一だと思っています。
正直、クリーン、ハイゲインのサウンドはデジタル機器の得意とする分野なので他のマルチでも音質で比べるのが難しいと思うところです。
その中でもHEADRUSHはピッキングのニュアンスなどマーシャルのクランチが特に気持ちいいサウンドが出せました。
そして、操作面ではタッチスクリーンが使いやすいのは当たり前ですが、UI面もシンプルでほんとにスマートフォンみたいに使用でき、非常に使いやすかったです。
搭載しているアンプやエフェクト類は他社モデルと比べると少なくは感じますが、アップデートで段々と増えてきており、必要十分のモデルは入っているとは思います。
他にこの機種でよかった点はルーパーでしょうか
他のマルチとは違い、HEADRUSHはPCに繋ぐとストレージが用意されており、
これにIRファイルを入れたり、WAVファイルを入れるとルーパーで流すこともできます
そして、ルーパーで録音した音も保存もできるので簡易録音にも適しています
あとはセンドリターンが付いてたりMIDI端子も付いてたり(変換ケーブルも付属!!)
独立した電源スイッチもついてます
逆にマイナス点は3点ほど
一つはシーンの切り替え
気になって紹介しているYouTubeの動画も調べたのですが、
シーン機能は音切れ対策にエフェクトを同時にオンオフできる機能
しかし、このシーンはオンにするか、オフにするかの一方通行でしか設定ができません
なので、DRIVEとDELAYを同時にオンにする設定だとそのスイッチを何回押してもオンにしかなりません
もし、オンオフしたいのならば個別にオフだけの設定を追加する必要があるのです。
これはアップデートに期待です
(シーン3で赤と紫のエフェクトを同時にオン、ここをいくら押してもオンの信号しか送れない、・・・シーン(真ん中)で赤と紫を同時にオフ)
あとは電源アダプター
付属品は12vのセンタープラス。
これ単独で動かすのならば問題ありませんが、HXやGT1000core(両方とも9vセンターマイナス)といった機種のようにエフェクターボードの一部にする場合は電源を別途で用意する必要があります。
まぁ電圧高い方が音良くなったりするのかなぁと思ったり
これはまだ試してないのでなんともですが、説明書を見る限りフットスイッチの増設はできないかもしれません。
EXPRという端子はありますが、説明書を見たところセカンダリーエクスプレッションペダルを増設するためのもの、
フットスイッチとかは書いてないんですよ・・・
もし何かしらのスイッチ切り替えを増やしたい場合はMIDIスイッチを増設するしかなさそうです。
とはいえこのサイズで上位モデルと変わらないサウンド(らしい)
いちおしのマルチエフェクターです。