今回は自作エフェクター回
たまたま、自作エフェクターのパーツ探しがてら、秋葉原を散策していたら
見つけたFuzz Faceキットを製作していきます・・・というか製作しました。
購入して仮組み、数年置いといた感じです。
完成したのがこれ
LEDをポット内臓のにしてます（別売り）
自作エフェクター界隈でも有名なお店さん
通販もやっており、自分も何回かお世話になっています
今回はゲルマニウムトランジスタ、中でもAC128が入っているということで購入
このAC128は
Fuzz FaceのリイシューDenis Cornell監修モデルや
KING TONE、JHS Pollinator V2に搭載するなど
有名ブランドでも採用されているトランジスタです。
昔はパーツ屋でまだ普通に買えるトランジスタでしたが、
今では品切れがほとんどでなかなか希少なパーツになってしまいました
このお店でも現在は品切れ・・・
自分が購入したのは2〜3年前くらい
その時にはキットもAC128単体も買えました
キットの内容は
基盤、ポット、トランジスタ、トランジスタのソケット、ダイオード、抵抗、コンデンサ、回路図です。
ケースやジャック、配線類は付属せず、シンプルなセットです。
同店で必要なパーツは全て揃うのでわからなければ必要部品をお願いするのもありかと
ケースは自分で塗装しました
ハンマートーンっぽくしたかったので染めQのサビたまんま塗れるカラーというのを使用
サイトを見るとRUSSIAN FUZZのキットが在庫ありました。
ちなみにこれも作ったことあります。
総じて基盤も綺麗だし、使っているパーツ類が他で見るキットよりもグレードが高そう
（カーボンコンポジット抵抗だったりと）
説明には音質、部品にこだわっているらしく
パーツを扱っているからこそできるキットだと思いました。
回路図、説明書的なのはこんな感じのが付属
（公開はされてないのでモザイクを）
回路はネットで見ることのできるFuzz Faceと同様のもの
ただ、オプションで抵抗や、コンデンサを追加し、ちょっとアレンジできるように書いてありました。（有名なのだとバイアス調整するトリムとか）
あとは、似た回路であるBender MK1.5に変更するパーツの値が書いてあったりと
実装図はカラーでわかりやすいですね
ちなみにPNPトランジスタは通常のエフェクターで使うパーツと極性が異なるため、
基本的にセンターマイナスで使うことができません。
（FULLTONEのエフェクターがセンタープラスなのと同じ理由）
なので今回は電池だけの使用を想定し、DCジャックは付けませんでした。
ジャックがスイッチ代わりなので使わない時はぬいとけばおk
もし、ゲルマニウムを使用し、パワーサプライで使いたい場合は
完全独立型のを選び、極性を合わせれば使えます。（使用は自己責任で。）
こんな感じで説明書通り配線。
パーツ類がすごいビンテージっぽい感じですきです
では簡易的ですが音出しを・・・
アキバで売ってたゲルマFuzzキットを作りました(買ったの数年前、今は売ってないかも)
— なちりく (@Natirik_guitar) January 15, 2023
ちょこっとトランジスタも厳選していい感じの音になりました。
塗装は染めQのサビのまんま塗れるカラー
動画はほとんどギターのボリュームで調整してます
#自作エフェクター pic.twitter.com/6q0CJVg16Y
しっかりFuzz Faceの音がします。
これ面白いことにトランジスタの場所を変えると音が変わります。
hFEという電流増幅値というのにばらつきがあります。
これが大きいのが前か小さいのが前かで音が結構変わるようで・・・
昔海外のFazz Faceをまとめているサイトを見る最初が70次が120くらいが理想値だったような
テスターなどで簡易測定できるみたいですが、なんかリーク電流というのがあるらしく、
正確に計測しようとすると別の機器が必要みたいと結構面倒・・・
あとは温度で変化するのも有名な話。
なので私はテスターである程度図り、hFEが小さい方を初段に置いてます。
一番いい感じのサウンドになるよう入れ替え
替えると微妙に違ってくるので楽しいです。
入れ替えで試した感じ、やっぱり初段の値が低い方がFUZZ FACEっぽいです
逆に初段が高いと歪みがけばけばしい感じ、あとギターボリュームの効きがすごい悪くなりました。
今回は以上。
現行品の小さいFUZZ FACEも使いやすくておすすめ
普通のアダプター使えます
