今回紹介するのはこちらのエフェクター
Maxon CP-101 Vintageです。
なんでVintageって付けてるのかというと現行品でCP101があるからです。
そちらは黒の筐体のスモールケース 見た目で違いが分かりますが
今回は区別するためにVintageって表記してます。
まぁ実際このエフェクターは1980年頃のものなのでもうVintageですよね・・・
このエフェクターはまず見た目が特徴的ですね
いわゆるラージボックス筐体でキャラメルスイッチを搭載したモデル
今でもIbanezのTS808で採用されているので目にすることもあるかと
もともとはこの時代に作られていたエフェクターに搭載されていたと言うことです。
(IbanezとMaxonの違いはGoogleさんに聞いてください・・・)
ちなみにこのCP-101は1980年ごろのカタログで見ることができ、
後の82年のカタログだとCP-9にモデルチェンジしており、かなり短命なペダルです。
なので調べた感じだと背面のラベルは黒いのしかなさそう
(OD9は黒が前期、白が後期と言われてる)
一応カタログの文言を引用しておきます
ダイナミック・レンジの広さと最大感度に余裕を持たせた設計によりクリアーなコンプレッション効果が得られるMAXON CP-101。サステインとレベルのコントローラーをセットし、深いコンプレッションによるロング・サステイン効果から、浅いセッティングのリミッター効果まで自由自在。コード・カッティング時のバランスの良いコンプレッション効果やリードワーク時のクリアーで伸びの良いサウンドはMAXONならでは、ベースにも効果的です。
とのこと
ベースでも使えるように結構オールマイティな仕様みたい
ただナチュラル系、スタジオラック系のコンプではなく、
当時スタンダードだったダイナコンプ系に当たると思います。
・・・と自分がこのエフェクターを買った一番のポイントがあります。
それはICに缶タイプのCA3080を使用しているということ!!
これはビンテージのDyna Compにも使用されているIC
(復刻版のスクリプトダイナコンプにも使われている)
当時のビンテージパーツって考えるとなんかいい音しそうじゃないですか?
と言うことで自分はこれを買いました。
基盤もMAXONらしい感じがしていいですねー
では実際に音を出してみたのでどうぞ
個人的にはダイコンと比べるとあっさりしてるけどハイの篭り方、圧縮具合がビンテージを彷彿とさせる音質。
つまみをあげたときのボリューム具合が結構シビアなため使いやすくはないですね
あとは原音が結構変わります。高音域がわかりやすく圧縮されてる感じ
ただ絶妙なコンプ感があります。
歪みと合わせるとブースター的な役割にもなり、サステインも伸び
パコパコ感も非常にいい感じのコンプレッサーです。
今回は以上
↓缶タイプのCA3080搭載のMXR Dyna Comp