おとのぬまちblog.

購入した音楽機材レビュー、音楽関係の記事まとめ

【機材レビュー】Fender CUNIFE WIDE RANGE JAZZMASTER PICKUPS

今回紹介するのはこちらのピックアップ

Fender CUNIFE WIDE RANGE JAZZMASTER PICKUPS

 

・・・そうCunifeマグネットを採用したジャズマスター用のワイドレンジハムバッカー

Cunifeのワイドレンジハムバッカーです!!(大事なことなので2回目)

 

Cunifeとはその名前の通り・・・銅Cu/ニッケルNi/鉄Feを配合した合金のこと

WIDE RANGE HUMBAUCKERは70年代のテレキャスターに乗ってたやつ

あのサイズがでかいやつです・・・

 

見た目はGibsonに似たハムバッカーですが構造が違います。

通常のハムバッカーはコイル下にマグネットがあります。

こういうのです↓

 

 

ワイドレンジハムバッカーはポールピース自体がこのCunifeマグネットになっています

時代背景的にはGibsonに対抗して作られたらしく

ただ、このCunifeマグネットの磁力は従来のアルニコマグネットより磁力が弱い・・・

そこで大型のボビンを採用し、巻き数を増やし対策

なので大きいサイズのピックアップになっているようです

 

Cunifeを採用したワイドレンジハムバッカーは2020年ごろにリプレイスメントPUとして販売され、

これが実に40年ぶりらしいです。

単純な抵抗値はPAF系よりも高い約10k-11k

クリアな高音が特徴的でハムバッカーながら、そうワイドレンジ

ベルのようなサウンド、アタック感を有したハイファイなクリアさも感じられるそうですね(公式から)

今だとAmerican Vintage II シリーズに搭載されています。

 

・・・ここまでワイドレンジハムバッカーについて語りましたが。

今回はそのワイドレンジハムバッカーがジャズマスターサイズになった!!

ということです。

ちなみにこのアイデアはおそらくFenderが初出ではないと思います(多分)

Loller、Mojo Pickupとかで出てるんですよ・・・

(どこが最初かは知りませんが)

 

ただFenderが公式で出したっていうのが重要です。

完璧なWIDE RANGE HUMBAUCKERのトーンということですから!!

 

では長々と書きましたが外観を見ていきましょうか~

見た目はこんな感じ

若干にポールピースとカバーに隙間があります

なので一番上の画像ポールピースが見えてません

これ開封前ですが左側の中身がずれてるというだけです。

 

裏はこんな感じ

この赤ぽちがブリッジ側、ネックは確か青だったはず(写真撮り忘れ)

クリアのボビン、明るめなワイヤー

調べても情報少なかったのですが、多分現行のワイドレンジと同様みたい

配線も同様にベルデンを採用

構造はほぼ同じなんでしょう。

ただ、カバーの差異がありますか

 

では取り付け

 

軽くですが音出し比較したのでご参考に

いや~想像通りのサウンド・・・

ベルのようなサウンドというのもうなずける高音感

センターポジションが非常に気持ちいい、撮り忘れですがネックでトーン絞ってもいい感じのファット感

 

ジャズマスターと比べるとややハムっぽさがわかる感じ

 

歪ませると非常にわかるのがノイズの少なさ、ハムだから当たりまえですが・・・

暴れ方もハムよりな感じ、ジャズマスターでノイズないのってすごい使いやすいです

(これをジャズマスターというのかどうか・・・)

 

テレキャスターのパキっとした鳴りとは違い、ジャズマスターのルーズなテンション感にワイドレンジのハイファイ感。私こういうの非常に好きです。

 

2023/06/14の現状、日本Fender公式では商品ページがまだ見られませんが

店舗にはちょいちょい入荷しているみたい・・・

 

日本でこのタイプのPUが購入できるのは非常にありがたいです。

個人輸入面倒ですもの)

 

では今回は以上!!