今回紹介するのはこちらのパワーサプライ
VOODOO LAB Pedal Power 2 Plusです。
パワーサプライの中でもかなり有名なやつ
国内外問わず、多くのギタリストが使用しており、プロのボードでもよく見かけます。
仕様としては
・独立、完全アイソレート仕様のパワーサプライ
・変圧可能な8口のDCアウト
・AC出力搭載
・IECコネクタ
とこんな感じです。
・完全アイソレート仕様のパワーサプライなので
デジタルとアナログエフェクターを同時使用してもノイズが乗りづらく
ゲルマニウムのファズなどでセンタープラスがあるときに極性変換ケーブルが使えます
あとはボルテージ(電圧)ダブラーとカレント(電流)ダブラーケーブル
を使って9+9の18vにしたり9(250mA)+9(250mA)を9(500mA)にしたりできます。
・DCアウトは
1~4 4口 9V/12V 100mA
5~6 2口 9V/12V 250mA
7~8 2口 9V 100mA SAG機能付き
となっており、電圧変換は背面のDipスイッチでできます
・個人的にこれを買った一番のポイントはAC出力ができるということ
いわゆるコンセントがここにさせます
なので用途としては大容量の電源が必要な時にここを使用
自分は真空管のプリアンプの電源をここからとってます(12v500mA)
あとはマルチエフェクターの電源もここからとれますね
・IECコネクタのインプットを搭載してることもいいですね
ギターアンプの電源なんかにも使われているコネクタです
意識高いので自作したちょっといいケーブルに変えてみたりしてます
通常のパワーサプライはACアダプターを使ってコンセントから約100Vの電源を9~18Vにして、その電源を送り、そこからエフェクターに適した9vになります
これは、そのACアダプターの部分を内部で処理し安定した電源にしています。
それもあってローノイズで元気な電気が送られてるのではと思ったり
ただこの機能がある分大きいし、重くなります・・・
公式スペックのサイズは
W152xD86xH44mmの0.9kg
サイズはBOSSコン1.5個分ほどですが、厚みがしっかりしててずっしりきます
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とスペック的にはパワーサプライとして非常に優秀
ただ正直なところ値段、現代のエフェクター事情を考えると時代遅れ感もあります。
というのも現代のデジタルエフェクターって基本500mAです
一応ダブラーケーブル、AC電源で対応もできますがその分使えるエフェクターが少なくなる
そしてこのサイズのパワーサプライを使う人ってボードのエフェクター総数はかなり多く、正直8個のDCアウトでは足りなくなる可能性が高いです。
実際、自分のボードもDCの二股ケーブル使って何とかやってる感じです
今の新品価格を考えるともう少しDCアウト欲しいなーって思ったり
FENDER Engine Room LVL12 Power Supplyなんかは現代的なスペックな感じしますし
VITAL AUDIO POWER CARRIER VA-12とかも小型で低価格
他機種みると独立で500mA使えるのが多かったり
なので値段、大きさを考えるとなかなか難しいパワーサプライだったりします・・・
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とちょっとマイナスなことも書いてしまいましたが個人的にパワーサプライの質でしたら最強の部類に入るものだと思います。
ノイズはほんと少ないです。
電源回路ってそうそう最新技術が出るものでもないので古くても問題なかったり。
サイズと重さが問題なく入るボードでエフェクター数も適せばとてもお勧めのパワーサプライです!!
今回は以上。